別府には別府八湯がありますが、もう一つ隠された湯があります。湧き上がるアイデアを形にした起業家が集まる、その名も「イノベーター湯」。
第10湯目は、【カモミール・カームの朝月真由美さん】です。
昨今、流行しているコロナウイルスにより「stay home」が合言葉になりつつあります。テレワークの普及などに伴い、自宅でパソコンの前で作業するなど、実際に人と会わなくてもできることが多くなってきました。そんな中で、知らず知らずにため込んでしまっているストレスはありませんか?また、このような状況下で更に忙しくなり、息をつく間も無くなってしまっている方もおられるかと思います。
今回は、そのような日々にストレスを抱える方向けに事業を展開されている「カモミール・カーム」の代表・朝月真由美さんにお話を伺いました。この記事を通して、起業に至った経緯やこれからの展望など、朝月さんの思いを存分にお伝えしていきます!
生まれも育ちも山口県で、山口大学の医学部看護学科を卒業された朝月さん。はじめの15年間は看護師として、後半の25年間は看護学校の教員として、長年看護に携わってこられました。看護の仕事はとても多忙で、「100回はやめたいと思った」ともおっしゃっていました。
教員になってからも、朝から晩まで働く毎日で、なかなか自分に使う時間がなかったそうです。周囲には日々のストレスから、心身がボロボロになる人もいて、このような状況をどうにか変えいたいと思っていたそうです。
40年間、看護の業界で働かれていた朝月さんですが、定年退職を機に「看護従事者に癒しの場を作りたい」という思いで起業という決断をされました。看護師時代からストレスの研究を行っていた朝月さんはまず、プリザーブドフラワーの教室を始められました。
プリザーブドフラワーを作る際のなにげない会話によって、ストレスを吐き出して発散するという目的もあり、心の疲れを和らげてきました。
また、他にもストレスを解消させる方法を模索された中で、「カモミール・カーム」を設立されました。2020年の9月に開業されたばかりで、これからもオフラインとオンラインの両方でイベントなどを行い、多くの人のストレス解消の場を作っていくそうです!
現在はコロナウイルスの影響もあり、ガス抜きをする機会がかなり制限されてしまっています。とくに医療従事者の方々は毎日緊迫した生活を送らなければなりません。そういった人に「ストレスフリーな生活をしてほしい」とおっしゃる朝月さん。
ストレスは付き合い方によっては、ポジティブな方向に働くこともあります。やる気や意欲に変わることもあるのです。そのようなストレスコントロールをみんなができる環境を作っていきたいとおっしゃっていました。
ストレスケアのために、新たに2つの分野も勉強されている朝月さんの挑戦はこれからも続いていきます!定期的にイベントも行われているので、コロナ疲れを吹き飛ばしに行ってみるのはいかがでしょうか?
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インタビュアー:森本将太郎(立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 2年)