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好奇心を湧かそう。

 
イノベーター湯 Vol.52 吉田拓矢さん(合同会社オフィスコマイヌ)

イノベーター湯 Vol.52 吉田拓矢さん(合同会社オフィスコマイヌ)

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別府には別府八湯がありますが、もう一つ隠された湯があります。湧き上がるアイデアを形にした起業家が集まる、その名も「イノベーター湯」。

第52湯目は合同会社オフィスコマイヌ 代表 吉田拓矢さんにインタビューを行いました。吉田さんは別府市内で起業し、地域商社事業やオリジナルブランドの商品開発等を展開している起業家です。最近は別府市内に店舗もオープンしました!

オープンのきっかけは?

これまでは問屋業で商品を仕入れてそれを百貨店に卸したり、大分・別府のモノを空港に卸したりというのをメインにやっていました。
今も続けていますがそれはあくまでも人の商品を仕入れて売るという間と間をつなぐ仕事で“自分の我を出したい”と思い、オリジナルの商品も作るようになりました。
以前は商品を作ってはネットでちょこちょこ売るだけだったんですけど、いつかは実店舗がほしいとは思っていて...だいぶ商品がたまってきたところに、たまたまいい物件に巡り合えてこのお店をオープンすることにしました。
ひとつ別府の冠をつけたプロジェクト名をつけたくて、イメージは「知らない町に行ったらあった田舎の会社」みたいな。
別府のカンパニーになれるように自分なりに別府の良さを表現できる商品作りができたらなっていうことで始めました。

どういうお店にしていきたいですか?

ベップカンパニーって別府のモノを売るっていうイメージはあるんだけど、どちらかというと観光客よりも別府の人に楽しんでもらいたいなーっていう意味合いが強いですね。お土産需要としての商品だけじゃなく、地元の人に向けてオリジナルグッズや、普段使いできる食べ物売ったりしています。
古物商の資格もとれたので、古着やヴィンテージフィギアを置いたり、ときどきお野菜も売ったりできたらいいなとか思ったりしています。
意外と観光客用に作ったけど、地元の人たちが喜んで買ってくれたりもしているので、なにがうけるのかっていうのを探り探りでやっているところです。

商品のこだわり

ちょっとふざけることですね。僕自身がそういうキャラクターっていうのもあるんですけど、いかにふざけて自分らしさを出せるかって。
「地域結社ベップカンパニー」っていう名前もちょっとふざけてるんですよね。
ちょっと秘密結社っぽくしたくてなにしてるんだろうって思ってもらいたい、そういった遊び心みたいなのは必ず入れようと思っています。
別府の街もなんかそういう遊び心きいたところが多くて、そこが魅力になってますよね。
それと個人的には複雑なものよりシンプルなやつが好きなので、Tシャツのデザインとかも変に凝りすぎずドーンとシンプルという意味合いをなるべく残すようにしています。
あとやっぱモノなので“使ってもらってなんぼ”だと思っています。
それが売れて初めて、商品かなと思うので。
作り手さんの意思も大事だし売り場も大事だし、じゃあお客さんがそれをどういう風にして買って体験するんだろうっていう。
作るとこからゴールまで全部いいスタートからゴールまで着地できるような、全体を描けるような商売はしたいなと思っています。

今後の野望

自分自身のコンセプトは大きくっていうよりは、「ちいさく面白く」っていうのをなるべくずっと心がけるようにしています!
なるべくちっちゃくてもいいので面白いことをやりたいなってに思います。
だから従業員も僕一人ですしここベップカンパニーをやりながら、自分が開発した面白いモノを自分のルートに乗せて卸売りしたりとか、卸売先と連携してやっていったりとか、いろんなところを巻き込んでいけたらいいですね。
ここを大きくするんじゃなくて発信基地的な感じで、ここから面白いモノを発信していく。
そうやって面白クオリティをあげていきたいなっていう感じです!

GIFT出品商品「別府の街を探検するバッグ」

吉田さんは現在進行中の、クラウドファンディングMAKUAKEからはじめる新商品・サービス創出事業「ギフト」にもチャレンジャーとして参加しています。
今回は、そこで開発した商品についても色々お話を聞いてきました。
「ギフト」の詳細はこちらのURLからご覧いただけます。
https://beppu-gift.jp/
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自分のインスタの中で「ダイスノライ」っていう、美味しい食べ物を探して僕が食べている動画をあげるっていうのをやってるんですよ。
別府ってうまいもんが多いでしょ。
そのときにやっぱり、どこかでお風呂に入ってからうまいもん食う、もしくは飲みに行くっていうのが一番別府の楽しみ方じゃないかって僕は思っててね。
そのとき濡れたタオルとか着替えが邪魔で、いつも困っていて、お風呂入ってそのまま居酒屋行きてぇなってときに、いけるバックがほしいなって前から思っていたんですよね。
それが、今回開発したバックです!通気性のいいバックと防水のバック、相反するものをニコイチにした商品になっています。
お風呂入るとき以外でもジムとか海水浴とかとの相性もすごくいいです。
濡れたものは通気性がいいバックに、貴重品は防水バックに、って感じで。
普段からお世話になっている職人さんにオーダーメイドして作ってもらっていて、一から徹底的にこだわった商品になっています。

会社概要

合同会社オフィスコマイヌ
代表 吉田拓矢
【Instagram】@beppucompany
【WEB】https://komainuexpress.com/

 

インタビュアー 後藤いづみ (別府大学3年)

〇編集後記

今回はベップカンパニーの店舗でインタビューさせていただきました。
小さい空間の中にユーモアのあるオリジナルTシャツやグッズがぎゅっと詰まっていて、まさに吉田さんのおっしゃる「ちいさく面白く」なお店でした。
お店の商品もギフトのバックも卸売と商品開発の両方を経験しているからこそのお客さん目線の商品になっていると感じました。
吉田さん、取材のご協力ありがとうございました!

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