別府には別府八湯がありますが、もう一つ隠された湯があります。湧き上がるアイデアを形にした起業家が集まる、その名も「イノベーター湯」。
第25湯目は、佐藤 竜一 さん(Green Leaf Factor 代表 / CEEKER’S climbing gym)
です。
4年くらい前に福岡でボルダリングジムに初めて行きました。当時は、中学2年生から一緒にバンドをしていたメンバーと福岡でバンド活動をしていました。中学の文化祭の時に先輩たちが演奏している姿に憧れて始めたのですが、27歳になって解散するまで続けていました。その頃はバンド活動以外でも働いていたのですが、その働いていたお店の隣にボルダリングジムがありました。そこで興味本位で行ってみたらドハマりしました。そこからどんどんのめり込んでいきましたね。
私はもともと何事も続かないタイプでした。でも、その中でもバンドとボルダリングだけはずっと続けられました。ボルダリングに関しては、福岡にいるときは週に2・3回は通っていて、仕事の都合で3か月くらい香港にいたときにも、ボルダリングジムを探して通いつめていました。その中で魅力と感じた点はいくつかあるのですが、言語における壁がなく誰もが楽しめる点が大きいです。スポーツも音楽も言語の壁がないのが、とても私自身好きな点ですね。
元々別府出身で、別府に帰ってきたのが28歳の夏でした。バンド活動を終えてひと段落して帰ってきたのですが、そこから着手して29歳(一昨年)の時にオープンしました。私自身がボルダリングがとても好きだったことと、別府にまだないもの、そしてオリンピックに向けてマイナースポーツが取り上げられるようになったことが、開設に至った大きな理由です。コロナウイルスの影響でオリンピック開催が危ぶまれていますが、ニュースや新聞にも様々なスポーツの内容が取り上げられていたので、いいタイミングと思っていました。
私自身、威張り合うのが好きじゃないので、褒め合いながら高めていけるような雰囲気づくりを意識しています。そうすることで初心者の方にも入りやすいように感じてもらいたいです。よく常連のお客様にも「家みたいだね」や「初めての人を連れてきやすい」など言っていただきます。遊びにくる中で自然と上達していくような、アットホームな雰囲気はceeker’s climbing gymの魅力だと思います。
女性向けの更衣室。とてもおしゃれですね!
ジムだけに限定すると、初心者向けの取り組みやコースが多いので中上級者向けの方にもニーズを拾えるようにしたいです。また、ジムの横のスペースや駐車場のスペースがかなり広いので、音楽を絡めたクライミングイベントも行ってみたいです。スペースでは音楽ライブをして、出店者を集めて、ジム内ではクライミングを行っている形の祭りのような雰囲気を作れたらいいですね。
店内ではオリジナルTシャツなどのグッズ販売もしています。
ボルダリングジム以外にも林業をされている佐藤さん。将来は看板を出さないBARを開店してみたいとひそかに思っていらっしゃるそうです。現在も、できる範囲で別府市街の居酒屋などで地域の方と交流をしたり、とにかく人を大切にされている印象を受けました。後日私自身もceeker’s climbing gymさんに伺い、ボルダリングを体験してきて、さっそく佐藤さんとボルダリングの虜になりました。
野球をしている私でもめっちゃしんどいですが、達成感を味わえます!
CEEKER’S climbing gym
https://www.facebook.com/ceekersclimbinggym/
http://instagram.com/ceekersclimbinggym
大分県別府市堀田4-2
0977-85-7019
アクセス 別府ICよりクルマで2分
駐車場 約40台/無料
営業時間
平日:14:00~21:00
土:10:00~21:00
日・祝:10:00~20:00
定休日 火曜
利用料金(税込)
初回登録:¥1,100
平日 1日:¥1,760
土日祝 1日:¥1,980
レンタル料(税込)
シューズ:¥330
チョーク:¥110
インタビュアー:森本将太郎(立命館アジア太平洋大学 2年)