「アバターってゲームで使うアレじゃないの?」というイメージがあるかもしれません。好みのスタイルにアレンジしたり、ゲームをしたり、会話したり……。
しかし今、アバターはゲームやSNSだけでなく、ビジネスやメタバースなど多くのシーンで活用されるようになりました。
この記事では、アバターとはなにか、そして大分県が進めているアバタープロジェクトについてご紹介します。
【アバター(avatar)】
ゲームやインターネットなどで自分自身の分身として使われるキャラクターのこと。画面上の仮想空間で、自分が決めた外観で他の人と会話をしたり交流したりできる。
自分であって自分でない、どんなものにでも設定できるアバター。性別を変えたりスタイルを変えたり、動物や好きなキャラクターを作成したりして、楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
アバターを使えば、家にいながら世界中どこでもつながることができ、誰とでもコミュニケーションがとれ、新しい交流のカタチが生まれています。
ゲームやSNSなど、娯楽・エンターテインメントとして使われる機会が多かったアバターですが、近年はビジネスに活用する動きが活発になっています。
とくに最近では新型コロナの影響によって非接触・非対面が叫ばれるようになり、アバターのビジネス活用も加速してきました。
例えば仮想オフィスやバーチャル会議室。仮想のオフィスや会議室を設置し、その中でアバターを使い、メンバーと交流しながら自宅で仕事が可能です。「リモートワークで社員同士のやりとりが減った」「情報共有しづらい」「気軽に質問できない」などの様々な課題が削減できます。社員研修のプログラムに活用したり、トレーニングにも使う企業が出てきました。
店頭に設置したアバターを遠隔操作し接客するサービスや、展示会・イベントなどでの利用も進んでいます。利用する方は気軽に、説明する側は画像やデータを使いわかりやすく説明できるというメリットがあります。
このように、より身近になってきたアバターの活用。「アバター✕あなたの事業」に、未来のヒントが隠れているかもしれません。
2018年からアバター技術実証に取り組んできた大分県。ロボットを通し、遠く離れた人とのコミュニケーションや遠隔操作を行える「アバター」技術を地域の課題可決や産業振興に活用するためです。
そして2022年7月より、大分県の地場企業である株式会社デンケンでは、avatarin株式会社が設計したアバターロボット「newme」の量産をスタートしました。
メイドインジャパンのアバターが、大分県から全国へ!
2022年、大分県ではアバタープロジェクト事業「HELLO FUTURE! 2022」がスタートしました。遠隔操作ロボット「アバター」をビジネスに活かし、未来へつなげようという取り組みです。
プロジェクトは4つのコンテンツから構成されています。アバターの実機に触れる体験、何ができるかを学びビジネスアイデアを考えるワークショップ、実機を貸し出しての実証実験、そしてビジネスプランの発表会を開催予定です。
「アバターに興味はあるけど、ようわからん…」
「おもしろそうだけど、何も知らないからハードルが高い…」
そんなあなた、まずはアバターを知り、自身のビジネスに生かす方法を考えてみませんか?
2022年からスタートしている、アバタープロジェクト「HELLO FUTURE! 2022」の詳しい内容をご紹介します!
2022年7月2日、別府公会堂にて開催された『ONE BEPPU DREAM FESTIVAL(ドリフェス)』にて、「大分アバター創出事業」についてのスピーチやトークセッションが行われたほか、2機のアバター「newme」と「temi」に実際に触れて体験するブースが設けられました。
avatarin株式会社(アバターイン)の取締役COOである梶谷 ケビン氏のスピーチでは、会社設立の話やアバターの未来について語られました。
続いて、梶谷ケビン氏(avatarin株式会社 取締役COO)、吉田柳太郎氏(株式会社IoZ代表取締役社長 ロボ団別府校長)、佐藤 勝義氏(株式会社デンケン システム・ソリューション事業部事業推進部門部長)、佐藤 元彦氏(大分県商工観光労働部先端技術挑戦課長)によるトークセッションが行われ、アバターや宇宙、その未来についてなどの話が繰り広げられました。
会場に訪れた人たちは実機に触れ、遠隔地のスタッフと会話をしたりしてアバターを体験。興味深そうに触る子どもの姿も見られました。
※このイベントの詳しい情報はこちらをご覧ください
この体験は順次開催予定。イベントなどでアバター体験コーナーを設置したい場合も、ぜひお問い合わせください!
アバターに関する取り組みを行う事業者や、その活用事例を学び、学生と一緒にアイデアを考え交流するワークショップを開催します。
各専門家が講師としてサポート!
総合コーディネーター・PR戦略
猪野 真理子氏(株式会社OMOYA 代表取締役)
事業計画発想
三室 忠之氏(みむろ診断士事務所 代表)
パーパス ブランディング
中村 朱美氏(株式会社minitts 代表取締役)
アドバイザー
南部 達彦氏(株式会社電通)
アドバイザー
宮城 孝志氏(NTT西日本)
「ものづくり」「福祉・サービス」「環境・教育」など、ジャンルを超えて各分野のビジネスの未来を考え、アバターの可能性を掘り下げます。日程は下記の通りです。
[2022年]
9月21日(水):未来を作るための可能性と仲間を見つける
【内容】過去の実践者の事例紹介、学生を交えてのアイデアソン、学生への自社サービスの紹介、アバター体験
10月12日(水):実現に向けての強みと課題を切り出す
【内容】自社およびサービスの強み・弱みの分析、実証実験を行いビジネスプランを練る、課題の見える化とアバター活用の可能性を考える
11月16日(水):パーパスとビジネスプランを作る
【内容】アバター活用アイデアの「なぜやるのか」を整理しビジネスプランに言語化する、キャッシュポイントの検討とサービス利用客像を考える、ビジネスプランの素案をまとめる、それを確認・アドバイスする、個別相談会
12月7日(水):プレスリリースを作成し伝える
【内容】ビジネスプランを元にサービスを言語化し「伝わる」プレスリリースを作成する、作成したプレスリリースの確認・アドバイスを行う
[2023年]
1月18日(水):自社サービスを伝える
【内容】サービスを紹介するスライドまたはプレスリリースでビジネスプランを発表する(1社10分)
ビジネスの可能性からアイデアを探り、プランとプレスリリース、そして発表まで行う、充実した内容の5日間。専門家のサポートを受けながらアバターの活用を探るチャンスです!
アバターを活用したビジネスアイデアの実証実験を行うために、アバターロボットの貸し出しを実施します。
「過去にアバター創出塾に参加し、すでにプランがある方」、「今年度のAVATAR LEARNでビジネスプランを構築する方」いずれかに該当する方が対象です。
中小企業のものづくり商品や、新規サービスにアバターを活用したビジネスプランを募集。アバターを使用した実証実験を実施した成果を発表します。
ビジネスプランの提出締め切りは2022年12月23日、成果発表会は2023年1月18日を予定しています。
まだ誰も見たことのない“未来のアバター活用ビジネス”が見られるでしょう。
ぜひあなた自身で、新しいビジネスの風を体感してください。
「自分のビジネスにどう活かすのか、想像もつかない…」そんな状態から、アバターを活用した「ワクワクする新ビジネス」が生まれるかもしれません。
まずはぜひ、ワークショップに参加してみてください!
ご応募はこちらから(応募フォームへのリンク)
↓ ↓ ↓
【-LEARN-アバター活用創業塾】参加申込み (google.com)
2022.12.12
施設紹介
2021.04.21
プロジェクト
2020.10.16
プロモーション
2022.02.25
プロジェクト