2021年は、大分が生んだ偉人・福澤諭吉の没後120年。福澤諭吉が世界に向けて挑戦した精神を受け継ぐ新聞企画「 令明開花~The Life Transformation~」に、「大分県内で挑戦する若手メンバーに是非参加いただきたい」と「GENSEN」を運営する編集部にお声がかかりました。
チームを代表してライターの宇都宮大志さん(大分大学経済学部3年)が座談会に参加。GENSENで取り組んでいることや、これからのチャレンジを語ってもらいました。
座談会の前に、福澤諭吉資料館で中津市社会教育課学芸員・慶應義塾福澤研究センター客員所員の松岡李奈さん(写真右)から、福澤諭吉が携わった事業などの説明を受け、明治維新前・維新後と激動の中で挑戦を続けた諭吉の姿に思いを馳せます。
資料館を後にし、2019年にオープンした「新中津市学校」へ。こちらが今回の座談会の会場。新中津市学校が建つ場所は、「学問のすゝめ」の共著者の一人である小幡篤次郎の生誕地だそうです。
「それぞれの挑戦」「コロナ時代をどう見ているか」「自身の課題」「思い描く未来像」をテーマに皆さん熱気あふれる議論を展開
宇都宮さんからは、GENSENで以前に取材した「太陽ミュージアム」とベンチャー企業「JIITAK」についてご紹介。
「別府は観光地のイメージが強いですが、同時に多様性あふれる町であり、別府の中で眠っているものをどんどん掘り起こしていきたい。GENSENではチームメンバーに留学生ライターもたくさんいるので、ひとつの常識にとらわれずにいろんな取材を進めていきたいです」と熱く語ってくれました。
こちらの座談会には、宇都宮さんのほかにも「社会にイノベーションを起こしたい」という想いを持った方が参加されていて、皆さんそれぞれにビジョンが素晴らしく聴き入ってしまいました。
大分県が”宇宙県”になることを願っている六尾圭悟さん(日本文理大学 航空宇宙工学科3年)。宇宙関連産業で働きたいという夢に向かって学内で宇宙関連のサークルメンバーとして活動しています。
自身の長年の悩みが起業の原点となり、わきがの総合管理アプリ開発会社を立ち上げた松岡真輝さん(昨年9月に大分大学経済学部卒業)。2019年に「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」で九州経済産業局長賞を受賞。
今回の座談会のアドバイザーを務められた松岡李奈さん(中津市社会教育課文化財室学芸員兼慶應義塾福澤研究センター客員職員)。中津市に残る福澤諭吉の資料を研究をされていて、諭吉の業績からいまの時代に活かすことができそうな様々なヒントをご紹介いただきました。
今回の特集紙面は2021年3月1日(月)に大分合同新聞の別刷り特集で発行されるとのこと。
コロナ禍は世界にとって苦しい時期が、世界を変革するイノベーションは得てしてこのようなタイミングで起こるものです。黒船が来航し、鎖国から開国、そして明治維新から文明開化を生きてきた福澤諭吉や、その周辺で幕末や明治維新を彩った歴史上の偉人たちがそれを証明しています。
令和の時代に挑戦を続ける若者の熱気あふれる議論、皆様楽しみにお待ちください。
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